Club HM Anchor Monitor

ボートフィッシングに関する情報をお届けします。

荒天時の出船判断について。出航を取りやめる勇気。

こんにちは。桜が散りました。

4月、新しい環境で生活されている人も多いのではないでしょうか。

 

先週末はあいにくの荒天でした。土曜日は出船予定だったのですが、取りやめました。

 

出船判断は船長に委ねられます。複数の気象情報を参考に、出航、欠航の判断をします。

 

時折、迷います。

 

たぶん大丈夫だろうけど、もしかすると荒れるかも、という日があります。

今は少し荒れているけど、しばらくすると凪ぐだろう、という日もあります。

荒天予報でも驚くほど穏やかな日もあります。

その逆もあります。

 

 

単独釣行のときは気楽なものです。

今日は天気悪いな、やめよう。

 

これが、同船者がいる場合、たちまち難しい判断を迫られることになります。

釣行を心待ちにしてくれているゲストに、欠航を伝えるのは辛いものです。

 

迷ったときは欠航を選択します。

 

欠航を告げるのは心苦しいものですが、安全には代えられませんからね。

 

これが出航を取りやめる勇気というやつですね。

 

海は怖いです。怖いことを忘れてはいけません。

どんなに凪いでいても安全が担保できるものではありません。それが海です。

 

結果として、出船しても問題なかったという日も中にはあるでしょう。でもそれはあくまで結果です。仕方のないことですね。

 

勇気を出して出航する必要はないと思います。

勇気を出して欠航しましょう。

係留保管と陸上保管。もちろん陸上保管が安心です。

こんにちは。

 

今日は、ボートの保管についてです。

ボートを、ポンツーン、浮き桟橋に横付けできるような環境であったり、陸上保管をされている人には無縁の話だと思いますが、槍付け係留による係留保管をされている場合、色々考えなければならないことがあります。

 

まず、槍付け係留とは何かという話をします。

係留保管する場合、岸壁に係船環が設置されていて、岸壁から垂直方向に係船ロープを伸ばし、その先端を常設アンカーに繋がった係船環でループさせ、このループしたロープをボートのクリート等に固定して係留します。

 

これを槍付け、所謂行ってこい方式の係留と言います。

 

片方のロープを引っ張ればボートを沖出しすることができ、もう一方のロープを引っ張ればボートを岸壁に近づけることができます。乗降するときは、手前に引いて乗降します。係留するときは反対側を引いて沖出しし、ほどよく沖に出したところでロープを係留環に固定します。

 

仕組みはとてもシンプルですが、よく考えられた係留方法だと思います。 

 

漁港に係留している船舶を見ると、この方式で所狭しと並べられている光景をよく目にしますよね。

 

さて、私の船も上記の槍付けによる係留保管としています。もちろん、マリーナさんで陸上保管という選択肢はあるのですが、やはり、経済性や出航したいときにいつでも出航できるということと、ポイントまで10数分で行けるというメリットを生かしたいということもあって係留保管を選択しました。

 

上降費用もかからないし、保管費用も陸上のそれと比べれば雲泥の差ですが、係留保管は船の管理を自身でしなければならず、いろいろと大変です。

 

まず、荒天時の対策。

台風が近づくと、時化繋ぎをします。ロープを対岸からとって、繋ぎます。

さらに、岸からロープを多めにとって船に繋いでおきます。暴風対策のため、オーニングを外します。強風によって、オーニングのフレームが破損するのを防ぐためです。

台風の度にロープを繋いだり、外したり、いろいろ作業します。

台風通過後は漂着物を片付けるなどの作業があります。

台風接近中は常時監視しておくのが理想ではありますが、危険が伴うためそうもいきません。

 

 

次に平常時の管理。 

係船ロープに貝が付きます。これを時々落としておきます。ロープが擦れて傷んでいないか点検します。

 

私の係留場所は岸壁、バウが北向き、スターンが南向きです。

冬になると北風が吹きます。

 

あとは、イタズラされてないかな?とか、あ、メインスイッチきり忘れていないか?あ、ロープ、繋ぎ忘れていないか?とか、だいたい、いつも船のことが気になっています。

 

マリーナさんで陸上保管してもらえば、そのようなことは一切気にする必要はないですね。保管費用を支払うことでいろいろ煩わしいことはマリーナさんにお任せ!ということになります。

 

その辺のメリットデメリットを総合的に判断してどちらの係留方法を選ぶかということになりますね。

4月大潮の鯛ラバ釣行。

こんにちは。

 

いつもご覧いただきありがとうございます。

4月になりました。各地で桜が見ごろになっています。いい季節ですね。

 

さて、本日は、鯛ラバ釣行の話です。

乗っ込み真鯛を求めて鯛ラバ釣行してまいりました。

 

当日は大潮、旧暦2月16日。満潮時刻7時51分。

早朝5時から出航しました。10時納竿です。

 

風波とも穏やかでした。西の風が弱く吹いていました。いい凪でした。

時折、うねりが入りました。台風3号の影響でしょうか。

 

朝方は潮が効いていました。豊後水道本流域の上げ潮の流れです。

北西に向けて凡そ1ノット。風の影響はほとんど無視できました。ドテラに流して仕掛けを潮に立てます。

 

 

潮よし、ポイントよし、時間帯よし。

条件が揃いました。45m前後のポイントです。

 

まずまずの良型です。雌です。抱卵していました。

 

 デュエルさんのネクタイです。

大き目の鈎にしっかりフッキングしていました。

 

9時以降は潮が緩みました。アタリも遠のきました。

10時には竿を納めました。

 

 

大きな貨物船が通過していきました。左の小さな船はヤマハUF-23。23フィートのボートです。貨物船の大きさが窺えます。豊後水道を南下していきました。

 

春の真鯛。最盛期を迎えようとしています。今日も沖にはプレジャーボートがたくさんいました。海況も良好な日が多く、暑くもなく寒くもない。釣りにはもってこいの季節がやってきました。

 

 

 

鯛ラバ釣行してきたよ。でも、本命には出会えず。潮周りが原因か。

こんにちは。

 

桜鯛にお会いしたい今日この頃。皆さんいかがお過ごしでしょうか。

 

先般鯛ラバ釣行してきました。

当日は小潮2、月齢7.5。旧暦2月9日。

岩礁周辺で、カサゴウッカリカサゴが揚がりました。

 

ウッカリカサゴ

なかなかいいサイズですね。

 

その後も同様にウッカリカサゴが続きました。
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早朝7時から出船しました。12時帰港です。

長島での満潮7時11分です。干潮12時30分でした。

小潮のため、干潮と満潮の差が約30センチメートル。潮の動きがあまりなかったようです。真鯛に会えなかった原因の1つかも知れません。

 

また、週末、出直してみます。

 

 

ヤマハYF-23EXとヤマハF115A船外機の組合せ。気になる燃費を実測してみる。

こんにちは。

 

 

今日は、大変良い天気に恵まれ、海はべた凪日和。釣りには最高の天気であることはもちろん、海に浮かんでいるだけで幸せな一日でした。

筆者は本日、同船者2名のもと、春の鯛ラバ釣行してきました。沖には今日とばかりにプレジャーボートがひしめき合っておりました。

 

さて、今日は船外機艇の燃費の話をします。

 

船欲しいけど、ガソリン代けっこうかかりそう、YF-23は重くて燃費悪そう、とか思っている人はぜひ参考にしてください。自艇にはコマンドリンクメータは実装されていません。計器による計測値やカタログ値とはまた違った、原始的、アナログ視点での話になりますが、実釣ベースでの話ですので参考になるのではないでしょうか。

ヤマハYF-23EXですが、同クラスの23フィート艇の中では幅が広く、キャビンが付いていることもあり重量もその分重たくなっています。安定感がある半面、ほかの船よりスピードも出ないし、燃費も悪いかもしれません。

 

 

 

目次

 

さっそく実燃費を計測してみます。計測方法は至ってシンプル。以下の方法で計測することにします。

 

燃費計測手順

①燃料タンクの一定量の位置に印をします。 

②その一定量の位置まで燃料を満たします。

③20リッターガソリン携行缶2缶に40リッター補充しておきます。

④航走し、帰港します。

⑤印をした一定量の位置まで③の携行缶で正確に燃料を補充します。

⑥そのガソリン携行缶を再度満タンにします。この時補充した燃料が消費燃料ということになりますね。

 

計測中はエンジンを切りません

航行中はエンジンかけっぱなしです。つまり、発航前にエンジンをかけて、帰港するまでエンジンを一度も切っていないということです。

 

実測開始

それでは、①~③まで。

 

燃料タンクの一定の位置に赤ビニルテープで印をしました。赤ビニルテープの下まで燃料を満たします。燃料タンクの色が変化しているところまで燃料が満たされています。ここで携行缶は満タンにしておきます。

 

次に④。航走し、帰港します。アワメータ、トリップメータを記録しました。

 

まずは、発航前。

 アワメータは765時間を指し、トリップメータは0海マイルを指しています。

 

 

次に帰港後。湾内で流し釣りをして帰ってきました。

アワメータは771時間、トリップメータは13.1海マイルを指しています。

 

よって、この日の釣行では凡そ6時間の釣行で13海里航走したと推定できます。

 

燃料はこのくらい消費しました。わかりますか。

 

次に⑤。減った分の燃料を赤ビニルテープの下端まで正確に補充します。

 

次に⑥。給油した燃料を携行缶に補充します。なんと、今回は偶然にもちょうど20リッターでした。

 

計算条件が揃いました

これで全ての引数が揃いましたので計算かけます。

燃料消費量=20リットル

航走距離=13.1nm

運転時間=6時間

 

巡航速力は18knotです。

プロペラはダイヤ13-1/4 ピッチ17。

ヤマハF115A船外機の巡航速力単位時間あたり燃料消費量は、参考値になりますが、20リットル毎時あたりが有効な数値です。

 

F115Aの全開航走燃費は1.6km/l。≒0.86海マイル。

 

1時間あたり燃料消費量

給油量20ℓ÷運転時間6h≒3.33ℓ/h

 

1マイルあたり燃料消費量

給油量20ℓ÷航走距離13.1nm≒1.53ℓ/nm

 

巡航速力運転時間

航走距離13.1nm÷巡航速力18knot≒0.72h≒43分

 

 

アイドリング時間

総運転時間6h-巡航速力運転時間0.72h=5.28≒5時間20分

 

アイドリング時の燃料消費量

 給油量20ℓ-巡航速力運転時間0.72h×巡航速力燃料消費量20ℓ/h=5.6ℓ

アイドリング1時間あたり燃料消費量

5.6÷5.28≒1ℓ/h

 

航走による燃料消費量

給油量20ℓ-アイドリング時の燃料消費量5.6ℓ=14.4ℓ

 

巡航1マイルあたり燃料消費量

14.4ℓ÷18knot≒0.8ℓ/nm

 

いかがでしょうか。実釣に即した燃料消費量を算出してみました。 

さまざまな条件、例えば、船底の状態や風波の有無などによって差異が出てくるものとは思われますが、これが自艇の燃費の実態です。

 

感覚としては、半日流し釣りでガソリン20ℓ消費、燃料代3000円というのが自艇での目安になりそうです。

 

カタログ値では推し量れない実際のところを記事にしてみました。

是非、参考にしてください。

 

おしまい。

 

アマダイ実釣編。アマダイはどうやって釣るのかな。

 

こんにちは。

いつもお越しいただきありがとうございます。

 

いよいよ、アマダイ実釣編です。

当地区にアマダイはいるのか。試してきました。

仕掛けは、片テンビンによる、底物釣り仕掛け。

電動リールに7:3調子のインターラインロッド。道糸はPE4号。太い、です。

道糸の先端にチチワを作って、スナップ付きサルカンを直結。スナップに中型片テンビンをセットします。錘は60号。水深=錘号数というのが目安になります。あとは、潮流、風、船の流れに応じて調整していきます。片テンビンからハリスを直結。クッションゴムは使いません。ハリスは3号。やや、細い。予期せぬ大物には少し不安が残りますが、まあ、よしとします。ハリスの長さは全長2.2m。1mで枝鈎を出します。2本鈎仕掛けです。エダスの長さは30cm。鈎はオキアミ鈎4号。付けエサはオキアミ。コマセは撒きません。

 

狙いは砂泥地。水深は60~70m。潮通しの良いポイントを選定します。

 

 

アマダイのキーワードを整理しました。

・砂泥地であること。絶対条件です。

・砂泥地に貝殻が混じっているとなお良い。底質は海底地形図で言うところのSMSh。Sは砂、Mは泥、Shは貝殻。

・潮通しがよいこと。

・水深は30m以深。もっとかな。50m以深を狙う。

・砂泥地に小山になっているようなところがあれば、なお良し。

・底付近を丁寧に誘う。

 

 アマダイ釣りでは外道が掛かります。外道の種類によって底質の判定がある程度でき、そこでアマダイが釣れる可能性があるのかの判断基準になります。本命外道はヒメコダイ。

ヒメコダイが釣れる場所では必ずアマダイがいるようです。そのほか、クラカケトラギス、ガンゾウビラメ、イトヨリダイなども有力な外道です。アマダイと同じく砂泥地に生息しています。

 

逆に、カサゴが掛かると、明らかにポイントが違います。ホウボウやチダイなどが掛かる場合もポイントがずれています。

 

外道の種類によってもポイントの絞り込みでできるのですね。

 

 

あと、着底の状況によって、底質判定することができます。錘がズボっと海底に刺さって、引き上げるときに抵抗を感じるような底質がアマダイ釣りの好ポイントのようです。

 

当日は小潮。旧暦24日。7時51分干潮。13時02分満潮。小潮で干満差は約10cmという状況でした。

 

そんな中、有力と思われる場所を流してみると。

小ぶりですが、本命です。

 

水深はこんな感じです。

 

そのあとは続きませんでした。

 

 

釣れるのはイトヨリダイ。イトヨリは割とたくさんいます。

 

結局、アマダイは1尾、あとはイトヨリ数匹という結果でした。

 

これからもアマダイを狙ってポイント開拓していきます。

 

つづく。

 

アマダイはどこにいる?海底地形図を見て狙うポイントを予め絞り込む。

こんにちは。

暖かくなってきましたね。春らしい天気です。

 

 

さて、今日は、アマダイ狙いに関連する話題です。

アマダイは砂泥地に生息するという話は既往の話題のとおりでございます。

 

www.dainihamamaru-saiki-oita.com

 

 

www.dainihamamaru-saiki-oita.com

 

で、砂泥地はどこなのよ。という話になると思います。

 

 

ボートを進めながら魚探で探索していくと、海底の反応の強いところ、弱いところを相対的に把握することができます。岩礁や礫質のところでは比較的強い反応が出て、逆に砂、泥、などの場所は弱い反応となります。

 

ところが海は広大です。最初から魚探で探索するのは効率がよくありません。

 

そこで、こういったものを活用します。

 

沿岸の海の基本図 | 海図ネットショップ | 日本水路協会

 

海上保安庁が発行する、海底地形図です。

 

 

その海域の等深線と底質が表記されており、ポイント選定する上で参考となります。

 

例えば、ここ。

ここは水深が概ね70メートル、底質はGSShとあります。

Gは礫。Sは砂。Shは貝殻です。

 

地図上で予め底質をある程度予測できれば、効率よくポイントを選定することができますね。

 

因みに、この海底地形図ですが、1981年に発行された物で、購入するとインクジェットプリンタでA0サイズに印刷された物が送られてきます。

 

緯度、経度も表示されています。

なので、これをスキャナで読み取って、ラスタデータをカシミール3D等の地図ソフトで読み込むと、座標を持たせて利用することができます。

 

ただし、海底地形図は1981年のものです。日本測地系で作成されています。GPS等の世界測地系に合わせるためには、南へ0'.20、東へ0'.15移動させます。

 

カシミール3Dで作成した地図をKMLファイル等に変換することで、例えばGoogleEarthで読み込んで使うこともできます。

 

私は、タブレット端末にボート釣りナビというGPSアプリケーションをインストールして、海底地形図を読み込んで利用しています。

 

これで砂泥地を絞り込んで、アマダイポイントを選定していきたいと思います。

 

続く。 

 

 

 

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