筆者がメインで使用しているボートは、平成18年式、ヤマハYF-23EXです。
ヤマハF115A船外機を搭載しています。用途にもよりますが、釣り船、23フィートクラスという条件ではこの艇の右に出るボートはないと言われています。
ヤマハW-16では少し吹くとスリル満点ですが、この船は少々荒れてもサクサク航行できます。
デッキスペースも広く有効に使えます。巡航速力21knot、最高速力28knotくらいです。燃料はそれなりに消費します。
この艇に乗っていて思うのですが、向かい波には非常に強いと感じます。ヤマハUF23、FW-23等でよく言われるような、航行時に船底を叩くような感覚はなく、ふわふわと快適に航行できる印象があります。
ただ、この艇に限ったことではありませんが、船外機艇ということもあるのだと思いまが、追い波にはやはり相当程度気を使います。スターン側にエンジン、燃料タンク等の重量物が集中していますので、追い波を受けると舵効きが悪くなりブローチングの危険が高まるのを感じます。
よく、好天時に、風波も穏やかで、こんな日に転覆事故がなぜ?というような状況を見聞きすることがあると思いますが、これは追い波によるブローチングが原因となっていることも多いようです。ブローチングについて言えば、少なくとも、23フィート艇でも16フィート艇でも、同等程度に注意しなければならないものだと感じています。
YF-23EX
・荒天でも他の23フィート艇を比べれば比較的快適に航行できる。
・追い波によるブローチングには特に気を付ける必要がある。
・電力は船外機艇なのでそれほど取れない。夜間、集魚灯を利用した釣りには工夫が必要。この点についてはまたの機会に記述していきたいと考えています。
これまでの航行で以上のような印象を受けています。