こんにちは。ここ二週間連続で台風が接近しています。従って、今週末も出船は見合わせました。今回の台風22号は直接影響はなさそうな情勢ではあります。油断はできませんけれども。
マリーナさんのアドバイスもあり、今回は台風ドックはしていません。
先日エギング釣行してきた話題に関連して、今日はエギングタックルについての話題です。
エギンガーのみなさんはそれぞれ拘りを持って、あるいはいろいろと試行錯誤を重ねながら、タックルについての方向性を定めていることと思います。またはその途上にあり、答えを模索しているという人も多いのではないでしょうか。
私の中で一つの答えとなっていることがあります。それはタックルの絶対的な軽さとタックルの重心位置です。
エギングはイカが掛かるのを待つ釣りというよりは、イカをこちらから能動的に掛けに行く釣りです。その能動性・積極性を担保するために道具の軽さというのはどうしても必要不可欠な条件となります。道具の軽さは感度の良さに直結していきます。エギに受ける微妙な潮流の変化、エギが着底したときの感触の違いによる底質の状況の把握、イカがエギに触れた感触など、これらを鮮明に伝達するためには、道具の軽さが重要なファクターとなってきます。
そして、タックルの軽さと同時に重要なのが、タックルの重心位置です。この重心というのが非常に重要でして、いくら軽いタックルを使っても重心位置が竿をグリップする位置からずれてしまうと、持ち重り感が出てしまい、タックルの軽さを十分に生かすことができなくなります。竿をグリップする位置で重心がとれるようなタックル設定にすることがとても重要です。
上記の条件を満たしてくれる、私が長年愛用しているエギング用のリールがこちら。
SHIMANO Sephia CI4 シマノセフィアCI4 C3000S。
自重 190グラム。
CI4とはなんぞやということになると思います。
取扱説明書を引用すると、C:Carbon(カーボン)、I:Interfusion(混合)、4:カーボン原子の価電子数を略したもの、すなわちカーボン繊維で強化した新材料の名称です、とあります。
シマノさんは主に、バイシクルコンポーネント事業、釣具事業を展開されており、2017年6月末現在のファクトシートによると、連結売上高構成比は自転車部品部門が79.2%、釣具部門20.7%となっていました。
2003年からロードレース用自転車パーツの最高峰「デュラエース」のギア部分にこのカーボン新素材を採用しており、軽さと耐久性能の実績を高く評価されているということです。(取扱説明書より)
そして、自転車部品に採用された技術が釣具にも生かされています。
このカーボン新素材がセフィアのボディ、ローターに採用されており、従来のリールに比べて、大幅な軽量化が図られ、自重190グラムを実現しています。
なお、現在、このモデルは、2017NEW セフィア CI4+となっております。CI4の軽さはそのままに強度をさらに向上させたCI4+をボディ、ローター、ハンドルに採用しています。自重は185グラムまで軽量化されました。
他社のエギング用リールを見てみると、現在でも軽いもので自重は概ね205グラムとなっています。
従って、セフィアCI4の軽さは群を抜いていると言っていいでしょう。
この軽さが私の中で、エギングの繊細さ、面白さを増長させ、エキサイティングな釣りにしてくれているのは紛れもない事実であります。