こんにちは。
数日間、穏やかな天気の続きましたが、一転、今日は暴風警報が発令され、台風のような大時化となりました。
天気図を見てみます。
994hPaの低気圧から、水色の三角の寒冷前線と赤の半円の温暖前線が確認できます。
閉塞前線のように見えます。
閉塞前線とは、寒冷前線と温暖前線が重なり合ってできる前線のことで、こいつが発生しているところは強風が吹き、激しく雨が降るようです。
風速、風向の予報を見てみるとこんな感じ。
20m/s近い南風が吹き荒れています。
低気圧は中心に向かって左回りに風が吹きます。
なので、今日の天気図では、北寄りの風が徐々に南寄りの風になって、低気圧の通過後は北寄りの風に変わっていきます。北風が吹き始めると、ふう、一安心、となるわけです。
風向きを考察することで、天候の移り変わりを感じることができるわけですね。
そして、天気は西から東に移っていきます。明日はこの低気圧の影響が関東方面に出てくるようです。関東方面でも警戒が必要なものと思われます。
現代では、天気予報と言えば、一般的には傘のマークだったら、雨、とか、風向、風速に関しても天気予報をみれば一目瞭然、しかも精度も良くて、天気図などを意識して見ることはあまりないと思います。
しかし、この天気図の見方が分かれば、何やらいかにも船乗りっぽくなります。
気圧配置や、天気図の見方がわかれば、釣行計画にもある程度役に立ちますし、その地域での天気の移り変わりの傾向や釣行時に留意すべき点なども自ずと見えてきます。観天望気との関連など実用上も非常に役に立つと思いますので実践してみてはいかがでしょうか。