こんにちは。以前、夜間航行時のフロントガラスへの室内の明かりの映り込みを抑え、夜間航行をより快適にするために、低反射シートを貼るというのを記事にしました。フロントガラスの内側と外側の一部分にそれぞれ低反射シートを貼り付けました。これにより、夜間航行時のフロントガラスへの明かりの映り込みが抑えられ、快適な夜間航行の実現に一定の効果はあったものと思います。
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しかしながら、あれから約1年半。残念ながら、窓の内側に張ったそれはそうでもないのですが、窓の外側に張った低反射シートは、屋外環境に置かれているということもあり、潮風や雨、太陽光、とりわけ紫外線に直接晒されることから、劣化の進行が著しく、くすみを生じ、日中航行時の視界不良を招いている状況です。
下の写真のように、低反射シートの劣化が進行し、視界不良となっていることが確認できます。
そこで、せっかく張った低反射シートですが、今回、剥がします。
低反射シートには粘着性があり、窓ガラスと強固に密着していることから、素手で剥がすことは困難です。剥がすにあたって次のようなものを準備しました。
①スクレーパー(刃物状のもの)
②中性洗剤用液(5%程度に希釈したもの)
③フィルム剥がしスプレー
①のスクレーパーです。先端はカッターナイフのような刃になっています。よく切れます。これを低反射シートと窓ガラスの間に滑り込ませて、こそげ取るように剥がしていきます。
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②の中性洗剤用液です。霧吹きに入れます。スクレーパーで剥がす際に低反射シートと窓ガラスの間に吹き付けると、剥がすのが少し容易になります。
③のフィルム剥がしスプレーです。これは②と同様の用途に使うほか、シートを剥がした後に残った接着剤を取り除く際にも使います。
これらを駆使して剥がします。スクレーパーの刃はとても鋭利ですので、怪我をしないように注意します。
スプレーを吹きかけつつ剥がします。
低反射シートは剥がし終えました。低反射シートの接着材(糊のようなもの)が窓ガラスに残っていますので、これを先ほどのフィルム剥がしスプレーを吹きかけながら除去していきます。
完成。キレイに剥がすことができました。
いかがでしたでしょうか。今回は窓フィルム(低反射シート)を身近にある工具を用いて剥がす作業を紹介しました。低反射シートはこれまで夜間航行時の明かりの映り込み防止に寄与してきましたが、ポリエステルなどの高分子化合物で構成されるこれらの樹脂製シートはどうしても屋外環境においては紫外線による劣化を避けられません。定期的に交換するか、あえて貼らないとう選択になると思います。あるいは、対候性のある低反射シートがあれば、それを貼るなど検討の余地はあるかもしれません。