Club HM Anchor Monitor

ボートフィッシングに関する情報をお届けします。

梅雨のタイラバ、ジギング釣行

こんにちは。久しぶりの釣行となります。水温は22℃前後。かなり上がってきました。梅雨の合間に、初夏のさわやかさを感じつつ出船しました。沖の方ではイサキの数釣りも盛り上がっているようです。今回は、比較的近場でのタイラバと、いわゆるスーパーライトジギングでの釣行です。海はとても穏やか。湖のようでした。潮の流れも緩やか。こういう時は割と苦戦します。釣れない時間帯と釣れる時間帯がはっきりと分かれる傾向があります。

まずは砂泥地の定番ゲスト。イトヨリダイです。

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お次は本命の真鯛。なかなかの良型でした。

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潮止まり付近。なかなかアタリがなく苦戦していましたが、潮の動き始めるタイミングで青物のナブラが湧きました。メタルジグを投げ込むとなんなくヒット。スーパーライトジギングタックルでしたのでやりとりに苦労しましたが、なんとか上がってきました。ハマチです。ブリと言うにはサイズがいまひとつ足りないかもしれません。

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さらに、タイラバで非常にレアなゲストも来ました。シロアマダイです。幻の高級魚と言っていいでしょう。なかなか狙って釣れる魚ではありません。

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という感じで、梅雨の合間の釣行を楽しんできました。雨の多い季節ですが、風波は穏やか。ベイトが内湾に入り始めるこの時期は、ボートフィッシングに適したシーズンです。

春のタイラバ釣行。荒天の谷間に。

こんにちは。

週末の度に荒天が続き、なかなか釣行の機会に恵まれませんでした。荒天の谷間を狙っての釣行です。真鯛は乗っ込みのシーズンとなり、数、型ともに狙えるのでないかと考え、中深場から浅場でのタイラバ釣行としました。

当日は大潮、干潮、潮どまりから始めます。この時期、大潮の干満差は大きく、満潮位1.7m、干潮位-0.05mと、その差1.75mです。

水温は17℃。徐々に上がってきました。

 

タイラバヘッドはジャッカルのTGビンビン玉スライドヘッド80gを中心に使います。

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タングステンのヘッドの特徴は「重い」、「硬い」です。

 

タングステンの比重(水1ccに対する重量比)は19.3です。一方、鉛は11.4。この差はタイラバヘッドの小径化と沈下スピードの上昇に寄与します。釣果に影響があるかというと、ある気もするし、ない気もします。潮の速い場所や、二枚潮、ドテラ流しで風の影響が大きいときなどは、この比重の高さが有利に働くケースもあり得ます。

硬さは釣りをする上ではあまり関係がないかもしれません。ただ、塗装が剥げやすいような気もします。

ちょっと、工学の話になりますが、物質の引っ張りや圧縮応力とそれに対する歪みの関係を表す比例定数として、ヤング率というのがあります。ヤング率が高ければ高いほど、伸びにくいということになるのですが、タングステンのそれは345GPa(ギガパスカル)、鉛のそれは16.1GPaです。タングステンがいかに伸びにくいか、すなわち、硬いかというのがなんとなくイメージできるのではないでしょうか。ちなみにナイロンのヤング率は1.2GPaほど、その他の金属はまちまちですが~100GPaというものが多いです。ということで、やはりタングステンは硬いということですね。

 

ジャッカルのヘッドに今回合わせたネクタイ、スカートは、メジャークラフトの鯛乃実にしました。

 

 

 

 

水深40mほどのエリアを探っていくと、コココッと軽いアタリ。

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 上がってきたのは小ぶりのイトヨリダイでした。砂泥地では定番のゲストです。

 

 

その後、底潮が効いてくると。ゴゴゴッといいアタリがでました。

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良型、と言っていいでしょう。メスの真鯛でした。

底潮が流れ始めたタイミングでした。底潮の効き具合は、仕掛けのリトリーブ時の引き抵抗の大小でなんとなくわかります。引き抵抗がこれまでより重くなってくると、「来るぞっ」と予感がするものです。もっとも、引き抵抗の変化は絶対的なものではなく、それまでの引き抵抗との比較による相対的なものです。この感覚というのが経験を重ねないとなかなかわかりづらいものです。

 

荒天の谷間に、それも短時間でしたが、春の真鯛に出会え、よい釣行となりました。

さて、明日から大型連休に入ります。読者のみなさんはどのような連休を過ごされる予定でしょうか。筆者は時間と天気に恵まれれば、再び真鯛を狙って繰り出したいと思います。

それでは。

スーパーライトジギング釣行

こんにちは。春の嵐。週末になると天候悪化という状況が続いています。今日はスーパーライトジギングです。水温は15.5℃。湾内のポイントです。嵐の谷間の穏やかな日を狙って出航しました。

中潮の下げ潮でした。水深40メートル前後。
根の周りを攻めてみると。
メジナです。クチブトですね。メタルジグに反応するとは珍しい。f:id:atum8106:20210325124552j:plain

根の点在する砂泥地にポイントを変えました。すると。小型の真鯛でした。水温の低下するこの時期、良型真鯛は沖の深場に落ちるとされています。f:id:atum8106:20210325124813j:plain

根を外れると。小さいですがアマダイでした。なかなか釣れない嬉しいゲストですね。f:id:atum8106:20210325125026j:plain

潮止まり、表層にベイトのボイルが確認されました。そっと近づいてメタルジグを泳がせます。すると。ハマチでした。体高が高く立派な1尾ですね。
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最後はタイラバも試してみました。
マハタです。こちらも嬉しいゲストですね。
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さて、ノッコミ真鯛のタイラバシーズンもそろそろというところでしょうか。近々釣果報告できたらいいなと思っています。

頬を刺す風、ティップラン

気づけば刺すような寒さ。ここ1、2週間の気温の低下には瞠目する。年の瀬の近づきも感じつつ久々にティップランエギングである。水温は19℃。大潮の潮周り。干潮時刻がちょうど12時。午後、上げ潮へ転流の頃合いで出船する。やや、吹いている。北東の風は冬らしさを物語る。頬に堪えるが、この釣りは「やや吹いている」くらいがちょうどよい、とされる。なぜなら、「ドテラ」に流すことで目ぼしい瀬を広範囲に隈なく探れるからだ。風と一体となることがこの釣りのキモと言っても過言ではないだろう。風と一体となる。この感覚が人の本能を呼び起こす。人々は斯くして大海原に獲物を追い求めていたことであろう。

 

タックルは写真のとおりである。この写真を見て、お詳しい読者のみなさんはなにかお気づきになるのではないだろうか。

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 そう。ティップランエギングの専用タックルではないのである。ロッドは一つテンヤ真鯛の竿を流用した。いつも、こうしている。理由は二つある。一つは技術上の理由である。一つテンヤの竿はティップランのそれに比べれば少し長いのであるが、竿の調子、すなわち硬さはティップランエギングに馴染む。したがって、一つテンヤロッドはティップランエギングへの流用に十分耐えうるものである。もう一つは、筆者の性格上の理由とでも表現したらよいだろうか。最初の理由に通ずるところがあるのであるが、一つテンヤロッドで十分流用が可能なのであるから、ティップランエギングロッドを揃えるというところまで気分が高まらないのである。生来、「もったいない症候群」なのかもしれない。しかし、よく考えてみると、それも違う気がする。なぜなら筆者は趣味として魚を釣るために船を買ったのだ。これは一つの観点、すなわち釣りは手軽に楽しむ趣味であるという点からは、正気の沙汰とは言い難い、とも言えそうである。ティップランエギングロッドを買うのはもったいなく感じ、ボートを買うのはもったいなくない。これはどういう感情からの帰結か。自分でも不思議である。あるいは別腹とかそういった類の感覚なのか。

リールは年季の入ったシマノステラである。2010年モデルである。番手は2500番。現役だ。初めて買ったステラである。いわゆるヌルヌルとした巻き心地は健在だ。今でも最新機種のツインパワーに勝る巻き心地である、と思う。愛着もあり、大事に使っている。

本線はPE0.8号。潮への馴染みもよく、強度も申し分ない。メインラインの王道である。

 

思いのほか荒天に転じ短時間の釣行となった。

あいにく釣果には恵まれなかった。

風と一体になる喜びを再認識しつつ次回釣行への夢を膨らませる。

落とし込みサビキで青物。

こんにちは。かなり涼しくなってきました。秋風の気持ちの良い季節ですね。

今日は、落とし込みサビキで青物を狙います。落とし込みは、ベイト反応の中にサビキ仕掛けを落とし、まずイワシなどのベイトを掛けます。そしてそれをそのまま海底付近まで沈め、真鯛や青物などのフィッシュイーターを狙う釣りです。サビキ仕掛けに掛かったベイトは海底付近でフィッシュイーターに狙われると必死に抵抗します。それが前アタリとなって竿先に伝わってきます。ベイトが忙しなく動き始めるといよいよ釣れる合図です。青物などがベイトに食らいつくと、一気に竿先が海中に引き込まれます。これがとてもエキサイティング。慌てずにアワセを入れてしっかりとフッキングさせます。10cm程度のイワシ類を掛ける鈎ですから、とても小さいです。これで青物が釣れるの?と不思議に思いますが、大抵は上あご付近にしっかりフッキングしてバラすことはあまりありません。時々、枝スが破断することはあるのですが。

 

さて、落とし込みサビキの「サビキ」の部分は次の写真のようになっています。

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これは自作のサビキです。鈎は金龍鈎。別太アジ9号です。これにティンセルと呼ばれるキラキラとしたひも状のものを、セキ糸と呼ばれるミシン糸のようなもので巻き付けて固定しています。こんなもので魚が釣れるというのは、にわかには信じ難いですが、結構サクサク釣れます。ベイト反応の中に落とせば必ずと言っていいほどカタクチイワシが掛かります。直接このサビキ鈎にハマチや真鯛、イサキなどのフィッシュイーターが掛かることもあります。一体、魚にはこれが何に見えているのでしょうか。サビキ仕掛けの大きさは5cm程度ですので、シラスなどの小魚に見えるのかも知れません。キラキラと輝くのが魚の食欲をそそるのでしょうか。その辺を魚に是非聞いてみたいところではあります。

 

サビキは単体では使いません。本線となる道糸から、「エダス」と言って一定間隔で枝鈎を出します。筆者は概ね9連の仕掛けにしています。エダスの間隔は2m程度。9連ともなると仕掛けの全長は20m近くになってしまいます。20m近くの仕掛けをさばくのはそれなりの経験と慣れと工夫が必要です。初心者の方はもう少し短い仕掛けで楽しんだほうがよいかも知れません。仕掛けが絡まって実釣時間のほとんどを仕掛けの絡みを解くのに費やしてしまった、なんていうことになりかねませんから。

 

仕掛けさばきは少し大変ですが、一度落としてしまえば比較的容易に、半ば自動的に、魚が掛かってくれます。中層でベイトが付いたならそのまま落とし込んで、海底付近でそのまま待つもよし、フワフワと誘いを入れてみるもよし。ベイトが付かなくてもいったん底まで仕掛けを沈めて、リールを一巻きしてひと誘いを繰り返す「ワンピッチジャーク」や、半巻きしてひと誘いを繰り返す「ハーフピッチジャーク」で狙っても良い結果が出ることがあります。

 

さて、実釣。水温は20℃前半まで下がってきました。台風などの影響もあって、少し海の表情は変わってきました。流木がちらほら。湾内は赤潮の発生もありました。

当日は青物が好調でした。小ぶりですがハマチ。写真でサイズはわかりませんが、60cmほどです。

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サビキにベイトは掛かっていませんでしたが、ハーフピッチジャークで誘いながら巻き上げていくとググッと鋭い当たりで引き込んでいきました。道糸、エダス共にフロロカーボンラインの6号です。半ば強引に引き上げていきます。

 

これから徐々に水温は下がっていき、冬の釣りものへと移行していきます。

それでは。

イサキの流し釣りへGo!

こんにちは。今が旬のイサキ釣り。今日は流し釣りで狙ってみましょう。

 

仕掛けは下のようになります。

ロッド SHIMANO シーウイング50-270T 錘負荷50~80号

電動リール SHIMANOプレミオ3000

PEライン 4号

片テンビン DAIWA 片テンビン マルチ 300mm

コマセカゴ DAIWA コマセカゴ Lサイズ

錘 80号

クッションゴム 1m

ハリス 幹糸 フロロカーボン 5号

ハリス 枝針 フロロカーボン 5号

鈎 オキアミ鈎 9号

コマセ オキアミ

付け餌 オキアミ 

 

鈎は1m間隔で全部で3本付けます。ハリスの全長は4.5m~6m。

 

潮流の速いエリアでの釣りとなります。岩礁エリア一帯がポイントとなっています。コマセを潮流に馴染ませながら、比較的広範囲に流していきます。イサキは中層寄りの下層から、上層寄りの中層までの間に群れを形成しています。これを狙っていきます。

 

狙いの棚にセットしたら、コマセをポロポロと撒きつつ待機。

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 すぐに魚信があります。

 

良型のカイワリ。

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イサキもまずまずの型でした。

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潮止まりの時間帯を除いて、一流し毎にヒットしました。

数が狙えるこの時期の釣りは楽しいですね。

それでは。

 

 

 

 

梅雨の合間のスーパーライトジギング

こんにちは。梅雨真っ只中です。時折晴れ間が覗く今日この頃。雨の合間の釣行です。

釣行日は小潮。水温は20℃を上回っています。スーパーライトジギングメインの釣行となりました。

軽めのメタルジグを数種類。重さの異なるもの、シルエット、長さの異なるものを準備します。

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上から、

ジャッカル ビンビンメタル TG 40g

メジャークラフト ジグパラ 30g

ダイワ サムライジグ 40g です。

水深や流速、ベイトの種類などによってある程度使い分けますが、だいたい、どれもよく釣れます。

 

浅場のポイントでヒット。

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真鯛でも青物でもなさそうな引き。あまり大きくはないような。エソとも違う。

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スズキでした。いわゆるマルスズキです。

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スズキは出世魚。地域によって呼び方が違うかもしれませんが、一般的にはセイゴ(~30cm)→フッコ(~60cm)→スズキというところでしょうか。

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魚種問わずなんでも釣れるスーパーライトジギングでした。

 

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