YF-23EXの風流れ性能について。
風流れ性能についてですが、船外機艇としてはなかなか優等性と思います。
通常、和船タイプの船外機艇は風上に向けて釣りを始めてもすぐにクルッと180°回ってしまい、風向きに対してキール方向に平行に、スターンを風上に向けた状態でサーっと流されていきます。
同じ船外機艇でも、YF-23に関してはそのようなことはなく、風上に向けて流し始めるとゆるやかに回頭を始め、その後左舷または右舷に風を受けながら、風向きに対してキール方向に垂直に近い状態で流れるようになっており、その流れかたは、船内機艇のそれに近いように感じます。
メーカーさんのサイトによると、W.T.Bという大型スケグを採用することでこの風流れ性能を実現しているとのことです。
凪いでいるときはあまり関係ないですが、少し吹いている状況においては、ポイントの通過時間、ポイントを保持できる時間に影響してくるのでこの構造は重要な要素と感じています。
もちろん、船の流れ方はパラシュートアンカーで補正できる要素とも言えるので、その点を踏まえて、この構造をどう評価するかという話になってくるとは思いますが。
YF-23は、これまで乗った艇の中では、よりマイルドに、よりナチュラルに流れているな、という印象です。