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ボートフィッシングに関する情報をお届けします。

ランディングは基本に忠実に、釣行時はケガに注意しましょう、という話。

こんにちは。

タイトルのとおり、ランディングは基本に忠実に、釣行時はケガに注意しましょう、という話です。

先日、ライトジギング釣行時のこと。青物のボイリングが始まったので、メタルジグを投げました。さっそくヒット。35~40cm程度のブリの幼魚、当地区ではヤズと言います、これが入れ食い状態でした。サイズから考えて、たも網を使わなくても十分引き抜けると判断しました。現にそれまでの数投は、魚を直に引き抜いていました。タチウオ船で次々に魚を引き抜くときのように。ところが、ある一投でのことです。水面まで寄せたヤズが、思わず最後の抵抗とばかりに水中に突っ込んで行きました。たまたま、フックの掛かりどころが悪かったのかも知れませんが、その瞬間、フックアウト。そして、それまでヤズの応力を蓄積していたロッドが復元する反動でメタルジグが空中に飛び出してきたのです。次の瞬間、メタルジグは右舷ガンネルを見事に飛び越えて、そのトレブルフックの一つが筆者のフィッシンググローブの右手の中指の先端付近を貫通し、そのまま中指に突き刺さってしまいました。痛い。初め、フィッシンググローブをはめた状態では状況がよくわからず、とりあえず、左手でトレブルフックを引き抜こうと試みました。ところが、抜けません。もしかして、「返し」まで刺さってしまったとか?利き手ではない手でやっとのことでグローブを裁断し、患部を観察しました。悪い予想は的中していました。トレブルフックの一つが、筆者の右手中指に、「返し」より数ミリメートル先まで見事に食い込んでいるでいるではありませんか。次にスプリットリングプライヤーを使用して、引き抜きを試みました。無駄な抵抗でした。返しはしっかり効いていてびくともしません。その時点で自ら外すことは諦め、利き手は半ば使えない状態のまま、這う々の体で帰港しました。槍付け係留の港では、利き手ではない手で係留場所に留めるのは難儀でした。舫いロープもまともに操作できません。その日は休日であり、港付近の病院は開いていなかったため、メタルジグを右手中指にぶら下げたまま、市内の救急病院に駆け込みました。処置としては、局部麻酔、トレブルフックを切断し一本鈎のようにする、その後、順方向に引き抜くというものでした。

 

今回のケガの要因は、ランディング時にたも網を使わなかったため、若しくはランディング時にリーダー部分を保持していなかったため、ロッドの反動でメタルジグが空中に飛び出したことによるものでした。少しの注意で防げることだと思いますが、こうしたことが思わぬケガに繋がるのだなと思いました。たまたま、指の負傷ですみましたが、他の部位だとどうなっていたかと思うと、少しゾッとします。

 

最後に挿絵をご覧ください。写真は刺激が強いので絵にしました。

ランディング時の状況。水面まで魚を寄せて。

 

 

 

引き抜こうと思ったら、あら、大変。

 

こんな感じでフックが刺さってしまいました。こりゃー抜けん。

 

 

病院でトレブルフックを切断して、順方向に抜いてもらいました。

 

 

刺さったフックと同じものです。フックサイズの割に軸は太く頑丈です。針先も返しも非常に鋭く、掛けた獲物は逃さないと言った感じを醸しています。これが凶器になるとは。

 

ということで、皆さんも釣行時のケガには十分注意しましょう。という話でした。

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