筆者は、流し釣りでは、風の状況に応じてパラシュートアンカーを使います。
筆者が使用しているパラシュートアンカーは藤倉航装㈱さんのラックアンカーFB-3です。パラシュートの直径は3mです。これに曳索が約10m、引き揚げロープが約15m付いています。ブイ直径は約18cm、オモリは500gとなっています。
メーカーサイトによると、適用は22〜27フィート艇となっています。一方、ヤマハYF-23EXは、全長7.5m、24フィート7インチです。よって、このパラシュートアンカーの適用範囲に収まっていることになります。
筆者の使用方法ですが、まず狙うポイントを確認したのち、その風上にボートを入れます。そして、クラッチを切って、行き足がなくなってから、航跡を見ながら、ボートの流される方位を確認します。その後、再度ボートを入れ直します。
ここで考慮することは、ボートは概ね先程の航跡と平行に流れて行くということです。なので、再度ボートを入れ直す際に、狙うポイントの風上、かつ、先程の航跡の平行線上の位置に来るよう操船します。風上にうまく入ることができたら、再びクラッチを切って、行き足がなくなってからパラシュートアンカーを投入します。
オモリと本体を先に投入します。次にブイを投入します。そして、曳索を投入していき、本体を潮流に馴染ませます。それから釣り開始という感じです。
一発でピンポイントに狙って行くのは難しいので、風と潮の流れを考えながら、2流し、3流しと徐々に修正していきます。
藤倉航装㈱さんのパラシュートアンカーは潮馴染みがよく、よく効きます。キャリーバッグも付属しており、収納、可搬性も良いです。サルカンもステンレス性で錆びにくく、非常に丈夫な作りになっていますので、おすすめできる製品です。