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ボートフィッシングに関する情報をお届けします。

鯛ラバに新しい発想を取り入れたシマノ炎月プレミアム150PGを使用してみた。フォール中のバイトやフォールでの誘いに着眼したベイトリールです。

こんにちは。

 

 

これまで鯛ラバは、仕掛けを着底させて、等速にリトリーブして掛けるというのがセオリーでした。

ところが、鯛ラバをしていると時々経験しますが、巻きではなくフォール中にバイトしてくることがあります。

このフォール中のバイト若しくはフォール速度の変化によるバイトの誘発に着目し開発されたのがシマノ炎月プレミアムです。シマノさんより今年の3月に発売されました。当方、遅ればせながらこのリールを入手しましたので紹介します。

 

シマノ 炎月プレミアム 150PG です。

定価42,500円。実売は30,000円程度です。

150は右巻き。151が左巻き。PGは巻き上げ長58cm、HGは78cmとなります。これらの組合せで、150PG(右)、151PG(左)、150HG(右)、151HG(左)の4通りのラインナップとなっています。

 

特徴はメカニカルブレーキにあります。

 

 

通常ベイトリールにはメカニカルブレーキが搭載されており、これでスプールの回転に抵抗を加え、ラインの放出スピードを調整することができるようになっています。実際に魚が掛かって、魚とやりとりをしている時に使うことはほぼありませんが、例えばキャスティングにおいては、キャスト時のバックラッシュを防止したり、船釣りにおいては仕掛けを落とし込む時に船の揺れを吸収する目的で調整したりします。これらメカニカルブレーキは、ある一定の位置に調整して使用するのが通常の使用方法となります。

 

今回の炎月プレミアムでは、このメカニカルブレーキをレバー仕様とすることにより、実釣時に、言わば動的に、ラインの放出スピードを調整できるようになりました。フォールスピードを少しずつ変えていくことで、真鯛のバイトを誘発させる、最適なフォールスピードを探ることが可能となるわけです。すごい。

 

こちらがそのメカニカルブレーキ。メーカーのwebサイトでは、FALEVER(フォールレバーだそうです)と名付けられておりました。

このレバー部分を、リールを持つ手の親指、または、ハンドルを持つ手の親指と人差し指で操作することで、フォールスピードを自在に調整することができます。さらに、このリールにはデジタルカウンタが搭載されており、ラインの放出量はもちろん、巻き取り速度、そして、放出速度が表示される仕様になっております。このことにより、ラインの放出速度が可視化されるため、その時の状況に応じた最適なフォールスピードを機械的に再現できるというものです。これはイイ。

 

ということで、さっそく実釣してきました。

 

 

フォールレバーを調整し、これまでサミングで行っていたフォールスピードの調整を機械的に、正確かつ再現性をもって行います。

 

魚探がベイト反応をとらえました。そして。

中型の真鯛でした。いいサイズですね。

肝心のバイトですが、今回はフォール中のバイトではありませんでした。ただ、可変フォールスピードによって、バイトが誘発された結果かもしれません。そこは真鯛に聞いてみるしかないですね。おい、真鯛くん、ゆっくり落ちてくる鯛ラバがうまそうに見えたのか、と。しかし、このフォールレバーによって、これまで以上に鯛ラバテクニックの引き出しが増えることは確実と言えそうです。

 

 炎月プレミアムの巻き心地は極めてシルキーでした。マイクロモジュールギアによる滑らかな巻き心地が魚信を明確に伝達してきます。さらに、レベルワインダーがライン放出時も連動して動くため、スムーズなライン放出を実現しています。

 

ところで、これは余談ですが、炎月プレミアムもそうですが、エキサイティングドラグサウンドという、機能、というかギミックのようなものが装備されています。ドラグが滑るときにジジジッというあれです。当方はこの音いらないのにな、と思っています。大物が掛かった時にラインがピンと張って、レベルワインダーやガイドとラインが擦れる音、あのシュルシュルという音ですね、のほうが興奮します。

 

以上、実釣を交えた炎月プレミアムの紹介でした。参考にしてください。

 

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